パン工房　ゆがふ【名取市】

ゆりが丘の隠れた名店！実はホントに隠れている！？

都会の喧騒を閑静な街並みが見下ろす、宮城県名取市ゆりが丘。

南仙台駅方面から来て、ゆりが丘1丁目の道路沿いに面した“仙台ゆりが丘教会”から左折しゆりが丘へ。

すると、ものの数分で名取市の街並みや仙台市内のビル群、さらに海までが眼下に見渡せる大パノラマが広がります。

夜には、それは見事な夜景を眺めることが出来、恋人たちも多く訪れる名取の有名スポット。

名取市民に“夜景がステキな観光スポットは？”

・・・と、尋ねれば、ほとんどの方が“ゆりが丘”と答えることでしょう。

↑天気がいいと景色は最高！牡鹿半島まで見えちゃいます！

・・・もしくは“那智が丘”と。

・・・あれ？

そこは、ゆりが丘一択ではないんかいッ？

そうゆう文章の運びにするべきなんでしょうが、名取市民ならばそこはツッコミを入れることはないでしょう。

“ゆりが丘”と“那智が丘”は隣同士の丘陵。

眼下に広がるパノラマの世界はどちらから見渡しても等しく素晴らしいのです。

さてさて、冒頭にも記載がありますが、そうなんです。

今回お伺いする“パン工房　ゆがふ”さん。

2008年7月1日にオープンした、名取市ゆりが丘にある天然パン工房のお店。

そう、まさに・・・

“ゆりが丘の隠れた名店”なんですッ！

ホントに隠れています。

いやいや、隠れているわけではないんですけど・・・

ご自宅の庭に工房を構えたので、普通に道路を走行していてもちょっと見つけにくいです。

↑コノのぼりが目印です！

パン工房ゆがふさんは、その住宅街にたたずむ一軒家の庭先にヒッソリと店を構えているのです。

記事の最後に店舗情報を記載しておりますので、ゆがふさんへ行かれる際は、必ずナビをセットしてから行かれることを強くおススメします。

“普通の主婦”から“パン職人”に大変貌！！

“パン工房ゆがふ”さんを、なんと全ておひとりで切り盛りされているのが、このお家の奥様である妹尾紀子（せのお のりこ）さん。

もともと、パン作りをされた事などほとんどなかった様子。

ところが、お子さんが小さい頃はアトピーが酷く、普段から食べ物には気を使っていたようです。

“パン”に関して言えば、当時も『天然酵母』や『無添加』、『国産小麦』などのパンはあったが、いわゆる“ハード系”のパンが多く、小さな子供が食べるには硬くて十分にパンを楽しめる事は出来なかった。

（ちなみに、“ハード系パン”とは、材料が小麦粉・水・イースト・塩（砂糖）のみを使用。バターや牛乳・卵は使われていない、堅めのパンのコトです。例えば、フランスパンやエピ、リュスティック・カンパーニュ・ライ麦パン等々）

『それなら、自分で作ってしまおう！』

“安心・安全でおいしいパンを食べさせてあげたい”という想いから、一念発起。

まずは、図書館でパン作りの本を借りてきて独学で勉強を開始。

自宅の敷地内にプレハブを設置、パン作りに必要な機材などを中古で買い揃え、ハンドメイドのパン工房を作り上げた。

ベルコ

ないなら自分で作っちゃおう！

・・・ッて、フツーならないよね…。

この人すごいぞッ！

そもそも食の安全・安心ッてなんだろう？

よく、テレビなどで取り上げられる『食の安全・安心』ッてキーワードありますよね？

一見シンプルなワードです。

実は、イマイチぴんと来ない方、多くないですか？

トラオ

食べるとカラダに良い！カラダに悪いッ・・・ッて事だろ？

バカにすんなこの～！

まさに模範解答をくれたトラオさん。

でも、実はみなさんも意外とそれくらいの認識じゃないですかね？

正直なところ、ボクもよくわかりません。

調べてみました。

食の安全・安心についていうと、実は学術的に明確な定義があるわけではないようです。

“食の安全”を語るに、まずは100％の安全はないことが前提の様です。

えッ！？

ウソやだッ！

もぉ～コワイ！!

食品が健康に害を及ぼす有害物質や微生物などが含まれていない、または各国で定められた基準値以下しか含まれていない状態を“社会的許容範囲”として、これをもってして“安全”とみなしている様です。

これにより、消費者が健康な食生活を維持し、食品による健康被害、疾患を回避する可能性が高い。

様々な本やネットの情報を集めるとそんな感じ。

・・・なんか、コレ聞くと、怖いですよね。

基準値以下なら含まれているんですから。

これが食の安全。

“食の安心”とは、実はコレこそ曖昧な表記しか情報がなく・・・

一言でいうと、安全な食品を食べる事で、心の安寧を手に入れよう！・・・という意味合いらしいです。

そして“安心”は心理的かつ主観的な問題であるため、安心の程度は個人差によるとも・・・。

なんか、食の安心ッて、この言葉が出来てから後付けで意味を足していったような…なんて思うのはボクだけでしょうか？

その食の安全、安心が脅かされていると言われている昨今。

具体的な例をあげた方が分かり易いですね！

以下は、“確かに体に悪そう”な食品や、“えッ！？意外ッ！”と感じる『食材に秘めた危険』のほんの一例をまとめてみました。

上の表の食べ物・・・

みなさん、ほとんどが食べたことあるものばかりですよね。改めて“食の安全・安心”ッてなんだろう？と、問いたいですね。何にせよ、ひとつ言えるのはなんだろうが食べ過ぎ、飲み過ぎはダメってことですね。『過ぎたるは猶及ばざるが如し』です。

コンセプトは“卵不使用の天然酵母パン！”

ゆがふさんのこだわりと言えば、そう。

なんと言っても原材料へのこだわりがすごい！

粉はもちろん国産の十勝小麦。

オーガニックのドライフルーツ、ナッツ、沖縄の海塩（海の精）や国産全粒粉などなど、国産にこだわった原材料をふんだんに使用。

化学調味料・保存料等の不使用のベーコンやソーセージ。

バターやチーズも国産、マーガリンは不使用。

そして、極めつけが全てのパンに“卵”を使わない天然酵母パンであること。

卵アレルギーのお子さんを連れて、ゆがふさんにパンを買いに親子が来た時のこと。

客『卵が入っていないパンはどれですか？』

妹尾さん『全部のパンに卵は不使用ですよ！どれでもお好きなのをお召し上がりください！』

卵アレルギーのお子さんは、嬉々としてパンを選んでいたとのこと。

これこそが、本当の意味で食の安全・安心なんじゃないのかと、ボクは思いました。

『社会的許容範囲』で毒が入ってますけど、安全です！

そんな食の安全・安心ッてないですよね！

ちなみに“ゆがふ”というお店の名前。

沖縄の方言で『天から授かるすべての恵、豊かさ』という意味なんだそう。

↑賞味期限は毎日手書きで記載

商品紹介

↑ひとりで毎日作っているのに、このメニューの豊富さ！

ボクが来店したのが11：40頃。

11：00のOPENにも関わらず、すでに売り切れした商品がちらほらり。

商品棚の奥にいるのが、店主の妹尾さん。

ボクが営業日をたずねると、

『今は（火）と（木）のみの営業日になってます。GWはお休みさせてもらうんです～。わがまま営業ですみません～。』

話すとと～ッても優しい口調の方でした。

本日購入させていただいた商品はコチラッ！！

↑フランスあんぱん　￥250

↑ソーセージパン　￥260

ベーコンエピ　￥260

メイプルロール　￥160

オリーブとアンチョビのリュスティック　￥350

くるみのぺたぱん　￥200

コーン＆チーズ　￥260

お子さん、ご家族に本当に安全・安心で、尚且つおいしいパンはいかがですかッ！？

そんなパン屋さんが、名取市ゆりが丘にはありますよ！

ひっそりと・・・！

店舗情報

※コロナの影響により、営業時間や定休日に変更がある場合がございます。訪問前に最新の情報を確認していただきますようお願いいたします。