実は本州で1番面積が広くて1番寒い県!それが岩手県なんですッ!
やってきました岩手県は盛岡市!
東北下り列車をすすみ、盛岡駅まではJR。盛岡駅から同県二戸市にある金田一温泉駅までの17駅は、実はJRではなく第三セクター方式の鉄道事業者である『IGRいわて銀河鉄道』が運営する路線になっております。
岩手県花巻市は詩人、宮沢賢治のふるさと。
賢治の物語である“銀河鉄道の夜”から着想を得ているのでしょう。
めちゃくちゃカッコイイですよね、この鉄道会社のネーミング。
いつか盛岡駅から満点の星空を眺めながら、全区間乗ってみたいですね~。
駅弁食べながらッ!
盛岡駅前の広場へ到着。
寒い・・・
寒いなコレ・・・
・・・ッつうか痛てーよッ!
寒すぎて空気が痛いってナニコレーッ!?
ナントなんと。
盛岡市玉山区薮川(旧玉山村)が昭和20年1月26日に記録した-35°が本州でいちばん寒い記録なんだそうです(山岳記録は除く)。
今は昔ほどの寒さはないと、地元の方はおっしゃってますが・・・。
それでも寒いもんは寒いッ!
そうそう。
全国でいちばん広い面積といえば北海道ですよね?
その北海道についで、2位が岩手県なんですよ!
意外と知られてないですよね~。
つまり、こちらも本州では1位の広さになるというワケです。
ちょっとした岩手県の雑学でした!
盛岡三大麺
岩手県盛岡市には、いわゆる『盛岡三大麺』という独自の“麺”文化が存在します。
【盛岡冷麺】
これはもはや全国区ですよね?
焼肉屋に行けば当然のごとくセットで注文するであろう、一品。
本場盛岡の冷麺はめちゃうまですよ!
【盛岡わんこそば】
一口大に小分けした蕎麦を、これでもかと言うくらい食べまくる。
そばに控えた給仕さんが、お客さんの空いたお椀に目にもとまらぬ速さでおかわりの蕎麦を入れてくる無限蕎麦。
だいたい15杯程で、通常のもりそば1杯分に相当するらしいです。
ただ・・・・・。
地元民というよりも、観光で訪れた方々が話題を聞きつけて食べにくる・・・と、いう感じですかね。
盛岡にいるボクの知り合いは、40歳を過ぎてますが過去に1度しかわんこそばを食べたことがない・・・と、言ってましたね。
中には好きで頻繁に行く方もいるのかもしれませんけどね。
【盛岡じゃじゃ麺】
きしめんの様な平たい麺に、具材はだいたいのお店が“肉みそ”と“きゅうり”と“紅ショウガの輪切り”のみ。
店舗によってはゴマが入ってたり、ネギが入ってたり、のりが入ってたり・・・。
多少の個性はあれど、基本ベースはその3つのみが主流ですね。
自分のお好みでテーブルの調味料、『ラー油』や『にんにく』や『お酢』で味付け、そしてさらに『肉みそ』を足して自分だけのオリジナルじゃじゃ麺を楽しむ事が出来ます。
なので、3人で行けば3人ともそれぞれの味付けによって異なった『じゃじゃ麺』を食べていることになります。
面白いですよね~!
自分好みに“カスタマイズ出来る”というのが、とても魅力的ですね!
ちなみに冒頭でも申しましたが、『ジャージャー麺』じゃ~ないんですよッ!!
『じゃじゃ麺』なんですッ!
ジャージャー麺の別名がじゃじゃ麺なんでしょ~?
・・・ノンノンノン!
そんな似通った別名があってたまるかーーーッ!
シクラメンの別名だって、『ブタノマンジュウ』ッて言うでしょ?
ぺんぺん草だって『なずな』という別名があるし!
さくらももこだって『ちびまる子ちゃん』ッて呼ばれてますよね~!?
そ・し・た・ら・ば!
じゃじゃ麺に別名があるならば、ですよ?
ジャージャー麺ッて!!
そんな、ただただ伸ばし棒いれただけの別名なんていらないでしょッ!!
・・・・・大変取り乱しました。
・・・・・とどのつまり。
まったくの別物であると言いたかったのです。
たしかに、日本のじゃじゃ麺は中国のジャージャー麺がルーツになっているのは確かなようなんです。
盛岡市に店を構えるじゃじゃ麺専門店『白龍』(パイロン)の初代店主、高階貫勝(たかしな かんしょう)さんという方が、戦時中に旧満州で食べていた現地の麺料理を参考にして、盛岡の人たちのクチにあうように工夫され、屋台で売り出したのが『じゃじゃ麺』なのだそうです。
大きく異なるのが、中国のジャージャー麺が中華そばを使用しているのに対し、じゃじゃ麺はきしめんの様な平たい麺やうどんを用いている点ですね。
どちらも汁なしという点では同じですが、両方食べたことがあるボクとして、あれらはまったくの別の食べ物であることは間違いありません!
前置きが長くなってしまいましたが、今回はその『盛岡じゃじゃ麺』を堪能しに、はるばる盛岡までやって参りました!!
さっそくじゃじゃ麺屋さんへ行ってみましょ~ッ!
香醤(こうじゃん)に来たぞー!
やって来ましたのは、盛岡市大通2丁目にある、『じゃじゃ麺屋 香醤』(こうじゃん)さんです!
昔からあるお店で、ボクも盛岡に遊びに来た時は必ずと言っていいほど立ち寄らせてもらっております。
マジでドはまりしているじゃじゃ麺屋さんです!
店内はこんな感じ。
今日は平日で22時近かったので、お客さんも少なめでした。
金曜日や土曜日の夜は、飲んだ後の“シメの一杯”でじゃじゃ麺を食べる盛岡民がとても多いんですよ!
メニューは壁に掲げてあります。
実にシンプルです!
じゃじゃ麺の大・中・小から選んで注文します!
ボクたちは今回、みんな中盛でお願いしました!
コレは大抵どこのじゃじゃ麺屋さんでも表記されております。
“生麺の為ゆで時間が○○分かかりますのでご了承願います”
コチラの香醤さんでは12分ほどゆでるのに時間がかかります!
その間、恒例の調味料チェックでも・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・お?
・・・何やら写真右下に恐ろし気な張り紙が目に入りましたね。
内容は、ご想像にお任せします!
グルメレポなので・・・(^▽^)/
調味料チェックと食べ方レクチャー!
恒例の調味料チェックです!
左手前から・・・
・にんにくのすりおろし
・特製甘辛だれ
・ラー油
左奥から・・・
・一味唐辛子
・塩
・こしょう
・お酢
―――が、並べられております。
そしてそして!
コレが香醤さん特製の“肉味噌”です。
美味しいからって、かけすぎるとムネヤケ起こすので注意ですよ~!
説明不要、たまごです。
何に使うかと言いますと!
じゃじゃ麺の特徴のひとつである、『食べ終わったあとにスープでシメる』という味わい方があります。
この時に出てくるスープこそが『チータンタン』と呼ばれているもの。
じゃじゃ麺を食べ終えたら(人によってはあえて麺を残しておいたりします)、テーブルの卵を器に割って、肉味噌をからめて(器にない場合は調味料から足して下さい)チータンタンを注文して下さい。
店員さんがすぐさま駆けつけて、麺のゆで汁を器に注いでくれます。
そこで、お好みで塩・こしょう・ラー油で自分好みに味を整えてから、一気に飲み干します!
ごめんなさい、一気に飲み干さなくてもいいです。
むしろ熱いですからゆっくり味わって下さい。
つまり、チータンタン用に置いてあるたまごなのでした!
テーブルには『じゃじゃ麺のおいしい食べ方』をレクチャーしてくれる表記があります。
テイクアウトや地方発送もしてくれるみたいですね!
じゃじゃ麺の登場
来た来た来ましたよッ!!
コレがぁ~
香醤のぉ~
じゃじゃ麺だーーーーーーーーーッ!!!
もッちもちの中太平麺、ゆでたてのアツアツです!
肉味噌とにんにく、ラー油と酢を適量。
コレを!
混ぜるッ!!
とにかく混ぜるッ!!
混ぜる混ぜる混ぜる混ぜる混ぜる混ぜる混ぜる混ぜるぅ~ッ!!
ご覧ください!
この美しさのかけらもない姿を。
・・・そうなんです。
見た目で食欲をそそらないんです。
でもイイんです。
じゃじゃ麺はそれがイイんですよ!
なぜなら、うまいから!
このうまさを味わえるなら、容姿の美しさなど求めはしませんッ!
ラー油の香ばしい香りに食欲がそそられる。
いただきますッ!!
麺にたっぷり絡めあったにんにくと肉味噌の濃厚な味わい。
生姜の風味も心地よく刺激的である。
もちもちの麺の合間あいまに、きゅうりの歯ごたえがあり、これまた食感も楽しませてくれます。
うまい・・・。
やっぱりうまいよ、香醤のじゃじゃ麺!!
ところが・・・
ベルコがいただきます早々に、箸を置いてしまったんです・・・。
トラオあと食べて・・・。私にはちょっと合わないな~コレ!
あぁ・・・
そうなんです。
コレもじゃじゃ麺の特徴のひとつと言っていいのでしょうか・・・?
じゃじゃ麺デビューでいきなりハマる人は、実はなナカナカいないんです。
むしろ、デビュー戦で苦い思いを残し、2度とじゃじゃ麺を食べていないという方もいるそうで・・・。
違うんですッ!
聞いてくださいッ!!
じゃじゃ麺は3度食べて欲しいんですッ!!
ボクのまわりでじゃじゃ麺にドはまりしている人たちはみんな、最初は『別にフツー』や『おいしくない』ッて言ってました。
ところがトロコガ!!
何度か食べていくうちにドはまりするのがこのじゃじゃ麺の魔力なんですッ!
実際、このボクも本当にそうだったんです。
1回目は『別にわざわざ食べに来なくてもいいかな・・・』ッていう感想でした!!
ところがいつの間にかのドはまり!!
『じゃじゃ麺は3回食えッ!』
・・・ウソのようで、ホントにこんな格言が岩手にはあるんです。
なので、ベルコにも必ず3回食べてもらって、ドはまりさせてやるんだッ!!
2度と食べねーしッ!
モリオカ・ソウル・フード!!
宮城県でもじゃじゃ麺を食べさせてくれるお店はあります。
しかし店舗数は少なく、正直なかなかお目に掛かれていないのではないでしょうか?
盛岡のソウルフードと呼ばれている盛岡じゃじゃ麺。
食べログmatomeでは、盛岡のじゃじゃ麺屋さん、それぞれの特徴をまとめたサイトがありました。
是非コチラものぞいてみて下さい。
ただ、コレばっかりは本当に好みによってバラつきはあり、あっちのじゃじゃ麺がイイ、こっちのじゃじゃ麺がいい!という、じゃじゃ麺論争は岩手では尽きることのない話題なのだそうで・・・。
コレも、じゃじゃ麺をこよなく愛する方々の話で、じゃじゃ麺をそれほど好きではない、むしろ嫌いだ!・・・という方々には『勝手にやってろ~』的な感覚らしいですね。
それでもボクは・・・
どちらかと言うと・・・
尽きることのないじゃじゃ麺論争を勝手にやってる派に組しているひとりなんです!
だって、3回食べましたからねッ!
1回目で諦めていたら、こんなに好きになるコトはなかったんだよな~・・・
だから、ベルコにも絶対3回食べてもらうんだッ!!
そして、いつか一緒にじゃじゃ麺論争を勝手にやろうじゃないかッ!!!
ではまたッ!!
ごちそうさまでした~ッ!!
住所 | 〒020-0022 岩手県盛岡市大通2-4-18 |
TEL | 019-626-2336 |
営業時間 | 【月~木曜日】11:00~翌1:30(ラストオーダー) 【金・土曜日】11:00~翌2:00(ラストオーダー) |
定休日 | 日曜日(祝日の場合は翌月曜) |
席数 | カウンター席:6席 テーブル席:4人テーブル×2卓 2人テーブル×1卓 |
駐車場 | 無し(近くのコインパーキングをご利用下さい) |
リンク | じゃじゃ麺 香醤HP |
地図 |
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